博物館展示 No.002-004 : バギ  原作:手塚治虫
 MUSEUM FILE No.002-004 NAME : BAGI




 のしかかってくるリョウに、バギは最初どう応じたらよいかわからずにとまどいました。
 しかし、彼がとても優しい表情をしているのを見た瞬間、二つに分かれて拒絶し合っていた理性と野生は一つの心にもどり、安定を取り戻したのです。
 バギの瞳を濡らしていた悲しみと苦悶の涙は、一瞬のうちに歓喜の涙へと変わり、身体のふるえはすっかり収まってゆき、リョウの優しい愛撫に身をゆだねたのでした。

 リョウは顔をバギの顔によせると口を開いてバギの口元を舐めはじめました。バギもそれに応えて口を開きリョウの舌を受け入れ、自分からも長い舌をリョウの舌に一生懸命絡ませて、リョウの愛に応えます。

 長いキスがおわり唇が離れると、バギは大好きなリョウを迎え入れるために両脚を大きく開き、恥ずかしい部分をすべて露わにしました。

 リョウはいきり立つ男根をぐっしょりと濡れたバギの花弁の中心にあてがい、腰を突き出すようにして膣内へと挿入しようとします。
 でも、バギがまだ少し緊張しているのでしょうか。彼女の胎内への入り口は硬く締まっていてなかなかうまく入りません。
 リョウはいったん腰を引いてバギの両脚を抱え上げて入り口を拡げさせ、指を花弁の中心へ滑り込ませます。
 バギは身体の内側から膣壁をこすりあげられるその強烈な感覚に一瞬全身を硬くしますが、すぐに下半身をくねらせて快感に身をまかせます。
 そして硬く締まっていた入り口はだんだんとやわらかく開き始めました。

 リョウは再び男根をバギの中心にあてがうと、全身の体重をかけてゆっくりと押し込んでいきます。わずかな抵抗があったものの、その直後はじけたようにズルッという感触とともにリョウの男根は一気にバギの膣内に飛び込み、勢い余って子宮口にまで達してしまいました。

 「ウグッ!」

 バギは体の奥底に強い衝撃を感じてうめきますが、その表情はとても幸せそうでした。

 彼女の膣内はとても熱くぬるぬるとしていて、あまりの気持ちの良さにリョウは入れた瞬間に爆発してしまいそうになりましたが、射精寸前のところで踏みとどまり、ゆっくりと腰を動かしはじめました。
 バギの膣壁はリョウの男性器を奥へ奥へと飲み込もうとするかのように蠢動し、絶え間なくリョウの男根を刺激しています。 リョウの男根も彼自身驚くほど大きく硬くなっており、バギの膣壁をはち切れそうになるほど押し広げています。大きすぎて根本まで入りきらないほどです。

 リョウのモノが奥深くへ差し込まれるたびに、その先端がバギの膣の最深部に半球状に突出している子宮の入り口をグリグリと圧迫してその口を開こうと刺激します。そして何度も何度も激しい突き上げを受けているうちに、徐々に子宮口は開きはじめました。

 「アッ、アーッ!!」

 はやくもバギは絶頂寸前になり、叫び声をあげながら両脚をリョウの腰に廻し下半身を密着させて下半身をはげしく揺さぶり、子宮口を男根の先端にこすりつけて自分から子宮口をこじ開けようとするようにしています。リョウもバギが乱れ狂う様にさらに興奮の度合いを高め、彼女に負けずにありったけの力を込めて腰を振り、バギの腹部を突き破らんばかりに突きまくりました。 ジャングルには二人の肉体が激しくぶつかり合う音が大きく響き渡っていきました。

 数分後、リョウが腰の振りの激しさをさらに強めると、バギもそれに応じるように「中にっ!中にーッ!」と、叫びながら背骨が折れそうになるほどに体をのけぞらせ下半身をリョウの方へ突きだします。二人の性器は激しくぶつかり合い、飛び散り泡立つ粘液と同化してどろどろに溶け合っているように見えました。
 「ウッウウッ!!」とリョウが大きなうめき声をあげた次の瞬間、バギの一番奥深くへめいっぱいに突き込まれたリョウの男根の先端からものすごい圧力でバギの膣内に熱く煮えたぎる精液が大量に放出されました。 それは開きかけていた子宮口を易々と突破して子宮内部にまで流れ込んでいきました。
 リョウもバギも、結合している部分だけではなく心も体も完全に溶け合って一つになったような、今まで感じたこともない強いお互いの結びつきを感じていました。 それは、この瞬間だけで永遠に生きられる。そんな満たされつくしたすばらしい一体感でした。まさに天国に至るような体験といえたでしょう。

 最初の射精はそのあとも一分以上続き、大量の精液がバギの胎内に注ぎ込まれ続けたのでした。

 射精を終えたリョウがまだ硬さを失っていないペニスを引き抜くと、膣からは子宮に入りきれなかった精液が内部の圧力によって吹き出し、あたりに飛び散りました。
 リョウが離れるとバギは仰向けのままハアハアと肩で息をしながらぐったりと草地に横たわり、しばらく動くことができませんでした。
 彼女の脚は大きく開かれたまま力無くなげだされ、その根本中心の割れ目からはリョウが放ったばかりの精液がトロトロとあふれ続けておりました。


 ・・・つづく