セレンディピティ第二話 No.4 * * *
夜が明けてきました。
一晩たっぷり抱かれて、さすがのセレンももうくたくたです。交尾しながら気が遠くなって、そのまま眠ってしまったようです。 一見苦しそうにも見えますが、彼女は身も心も充分に満たされて満足しており、もういつ死んでもいい、というふうにその美しい肢体をぐったりと無防備に砂浜に横たえています。
全身あらゆる体液にまみれて汚れきっているのですが、それがかえって美しくも見えてくるのが不思議です。 ときどき痙攣するように身を震わすと、淫靡な音をたてて精液があふれ出てきます。 こんな姿を見せられると、男はたまりません。 コーナもこの無防備なセレンの姿を見て再び下半身に火がともりそうになりましたが、さすがにこれ以上つづけるのはマズいと思ったのか、そそくさと海に出て身体をクールダウンさせています。
ところで、これだけ激しく愛し合うと前回受胎したおなかの中の赤ちゃんが心配ですが、大丈夫。なんとセレンには子宮が三つあるんです。今回はそのうちの二つ目が使われましたので、既に彼女の胎内で育まれている半人半竜の長女には影響は有りません。というわけで今回は人間の長男が受胎されました。 残る一つの子宮もそう遠くない日に愛するコーナの精で満たされるときがくることでしょう(笑)。
・・・つづく